特集:ビッグデータと個人情報
平成29年5月に、改正個人情報保護法が施行されました。改正法では、「匿名加工情報」の新設により、パーソナルデータを含むビッグデータの適正な利活用環境が整備されました。施行から約2年が経過した5月号では、「ビックデータと個人情報」と題し、行政におけるデータの利活用の法的課題や、日・中・韓とシンガポールの民事訴訟のIT・AI化の現状、個人情報漏洩・個人情報無断利用と消費者被害の救済といった観点からの論考を掲載します。
■行政が保有するパーソナルデータの利活用の現状と法的課題
/榎本洋一(東京都総務局総務部訟務担当課長)
■AI診療の法的課題
/西口 元(弁護士、山東大学(中国)法学院日中韓法律研究センター顧問、元早稲田大学大学院教授)
■民事訴訟のIT・AI化
~日本・中国・韓国・シンガポールの現状~
/西口 元(弁護士、山東大学(中国)法学院日中韓法律研究センター顧問、元早稲田大学大学院教授)・胡 光輝(北陸大学経済経営学部教授)・チェ ユヒ(釜山国立大学法科大学院)・野原俊介(弁護士・ニューヨーク州弁護士)
■個人情報漏洩・無断使用と消費者被害の救済
―集団的消費者被害回復制度の視点から
/島川 勝(大阪市立大学名誉博士・弁護士)
■現代社会におけるデータの複合的性質
―EU一般データ保護規則及びその周辺領域の展開を中心に
/カライスコス アントニオス(京都大学大学院法学研究科准教授)
◆連載◆
保険判例研究 第45回 保険判例研究会
傷害保険における「不慮の事故」該当性~総合格闘家の練習中の事故~
/江草正悦(第一生命保険株式会社保険金部)
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ひろば時論
■東京区検道路交通部における三者即日処理
■外国法事務弁護士制度を巡る現状と課題
●ひろばの書棚『相続のチェックポイント 実務の技法シリーズ3』
●ひろば法律速報
●訟務情報